「年金だけ生活」は月6万7459円の赤字!? 投資初心者でもできる“埋め合わせ戦略” 5つのステップで、老後の家計赤字を乗り切る

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年に471万円が入ってくる「鉄壁配当」 後悔ゼロの“早期リタイア計画
老後20年〜30年間で約1300万〜2000万円が不足するという、いわゆる「老後2000万円問題」。都合の悪い真実なのか、最近は耳にすることがほとんどなくなりました(写真:bee/PIXTA)
年金だけでは毎月6万7459円の赤字――。
いま多くの人が直面する“老後資金のリアル”は、想像以上にシビアです。では、その不足分をどう補うのか?
本記事は『年に471万円が入ってくる「鉄壁配当」 後悔ゼロの“早期リタイア計画”』より一部抜粋・再編集。老後の家計赤字に備えるための現実的な方法を5つのステップで紹介します。

老後の生活費は年金だけだと毎月6万7459円の赤字!

みなさんは、国民年金の保険料を40年間払い続けて、65歳から受け取ることができる年金額をご存じでしょうか。日本年金機構は毎年4月にホームページで年金額を公表していますが、令和7年(2025年)度は月額6万9308円です。

「自分は会社員なので厚生年金にも加入している。だから大丈夫だ」と思っている読者の方がいるかもしれません。それでは、厚生年金の月額はいくらだと思いますか。

日本年金機構で紹介されている、夫婦2人分の老齢基礎年金(国民年金)を含む標準的な年金額は、月額23万2784円となっています。これが1世帯当たりの額面です。

次に支出を見てみましょう。総務省統計局が公表している「家計調査報告」によると、2024年における2人以上の世帯の平均的な消費支出は、1世帯当たり月額30万243円となっています。

予定される年金額は、額面がそのまま全額使えるわけではありません。所得税や住民税が差し引かれます。また、健康保険料や介護保険料も支払わなくてはなりません。持ち家でなければ家賃も重くのしかかります。持ち家でも毎年の固定資産税や定期的な修繕費は必要でしょう。

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