子どもの朝食「体と心を守る」"ちょっと"の工夫。YouTubeで人気の管理栄養士「朝ごはんが食べられない子」→「食べられるように」するヒント

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朝ごはんを食べるこども
子どもの朝ごはん、どうしていますか?(写真:polkadot / PIXTA)
YouTubeチャンネル「あこの栄養学kids」が人気の管理栄養士&適食アドバイザー・あこさん。あこさんのもとには「身長が思うように伸びないわが子、どうしたらいい?」「市販のお菓子は食べさせないほうがいいの?」など、保護者の方からの質問や相談がたくさん寄せられているそう。
そこで本記事では、あこさんの新著『子どものしあわせ栄養学』より一部を抜粋。保護者の不安や悩みに寄り添いながら、子どもの食事と栄養についてアドバイスします。
【前の記事】YouTubeで人気の管理栄養士「子どもの栄養は完璧を目指さないでいい!」。情報過多だからこそ保護者へ伝えたい「子どもの食事"超"基本」

忙しい朝は市販品を〝出すだけ〟でOK

たんぱく質食材の代表は、肉・魚・卵・大豆製品。これらを1日3食でとってほしいのですが、皆さんがいちばん忙しい時間帯ともいえるのが朝。忙しさゆえ、朝食が食パンだけ、ふりかけごはんだけ、というご家庭もあるかと思います。

朝から卵を焼くのは面倒……ということも多いと思います。でも大丈夫。朝のたんぱく質補給は手作りしなくてOK! 市販の温泉卵、レトルトのミートボール、ちくわ、はんぺん、冷凍の焼き魚、ツナ、ちりめんじゃこ、豆乳、そして納豆。最近では「出すだけ」のたんぱく質食材がたくさん売られています。

わが家でも、ちくわやミートボールは朝食の定番。朝食のマンネリ化も防いでくれるので一石二鳥です。たんぱく質は夕食で多くとり、朝食では少なくなりがちですが、朝にたんぱく質をとることはメリットが大きいんです。

まず、朝にたんぱく質と炭水化物をセットでとると、体内時計のズレがリセットされ、睡眠のリズムをととのえられます。脳内ホルモンが分泌されることで、やる気や集中力も高まって、勉強や運動にも意欲的にとり組めるようになります。ストレスホルモンの分泌も抑えられます。

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