【正規ディーラーとして世界初、日本で認定中古車の販売プログラムが好調】現行車ではなく、アストンマーティン「DB11」を選択する意味

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DB11のリアビュー
DB11のリアビュー(写真:三木 宏章)

フラットタイプのドアノブを押して引けば、少し持ち上がって開くスワンウイングドア。これは斜め12°に開くことで、縁石などに擦らぬ配慮とのことだが、ネーミングどおりの印象は美しい演出と感じた。

内装は上品なブルーと薄いベージュのレザーとピアノブラックで国産車にはない色使いだ。

インフォテイメントシステムは、メルセデスからの共用と思えるが、電気まわりの開発スピードは年次毎のスピード感も求められるだけに、ニューモデルに比べると致し方ない寂しさもある。スマートフォン通話機能はあるものの、アップルやアンドロイドとのコネクティングに慣れてしまったドライバーにとっては不便さも感じるだろう。コネクティング機能について、DB11のオプションとしてカタログに掲載されているが、今回の試乗車には搭載されていなかった。

とはいっても、そこがDB11の魅力ではないはずだ。

608PSを誇るV型12気筒エンジン

5.2L V型12気筒エンジンは、ツインターボで加給することで最大出力608PS、最大トルク71.4kgf・mを発揮する
5.2L V型12気筒エンジンは、ツインターボで加給することで最大出力608PS、最大トルク71.4kgf・mを発揮する(写真:三木 宏章)

フロントに搭載されたオリジナルデザインの5.2L V型12気筒DOHCエンジンは、アストンマーティン初のツインターボをマッチングさせ、最高出力608PSを発生。その大パワーをFR(フロントエンジン・リア駆動)で路面に伝える、ラグジュアリースポーツカーとなっている。

センターコンソールにあるスターターボタンは、短く押せば排気デバイスが開き、乾いた元気のよい12気筒サウンドを奏でながらエンジンに火が入る。嬉しいのはスターターボタンを長押しすると、排気デバイスの開度を抑え、わずかながら静かにエンジン着火できることで、早朝の駐車場などでも安心につながる。

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