【正規ディーラーとして世界初、日本で認定中古車の販売プログラムが好調】現行車ではなく、アストンマーティン「DB11」を選択する意味

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デビュー時には2ドアクーペ+V型12気筒エンジンのみのラインナップだったが、2017年にメルセデスANG製の4.0L V型8気筒エンジン搭載モデルの「DB11 V8」と、オープンカーの「DB11ヴォランテ」を追加。2019年には「DB11 AMR」もリリースしている
デビュー時には2ドアクーペ+V型12気筒エンジンのみのラインナップだったが、2017年にメルセデスANG製の4.0L V型8気筒エンジン搭載モデルの「DB11 V8」と、オープンカーの「DB11ヴォランテ」を追加。2019年には「DB11 AMR」もリリースしている(写真:三木 宏章)

さて、アストンマーティンでは、昨年末に発表されたハイエンドカーの数々が各ディーラーに出まわって、試乗車のレポートも多く見かけるが、今回もあえてセカンドハンド(中古)のクルマにリーチしてみた。

その理由として、発売から5年以上経過したハイエンドカーのコンディションが気になったのと、メーカーがユーズドカーに対して、どのような取り組みを行っているのか知りたかったからだ。

試乗には2017年式のDB11を選択

筆者と試乗したDB11
筆者と試乗したDB11(写真:三木 宏章)

今回試乗したのは、2017年式のアストンマーティン「DB11」のローンチモデルで、走行距離2万7000kmの個体。この手の車両としては距離を重ねているが、視座を変えれば、7年以上の歳月をかけての走行距離であり、しっかりとメンテナンスをして走ってきたクルマだからこそ、調子もよいのではないかと考えた。

いずれにせよ、内外装とも、美しく仕上げられたDB11を前に、興奮せずにはいられない。

今回の試乗車は、アストンマーティン銀座/横浜が運営している「GRAZ TIMELESS TOKYO(グラーツ・タイムレス東京)」からお借りした。アストンマーティンでは、車齢10年未満の厳選された中古車のみを扱う「TIMELESS Certified Pre-owned」という、いわゆる正規ディーラー認定中古車の購入プログラムを展開している。グラーツ・タイムレス東京は、そんな認定中古車を扱うショールームだ。

これまでアストンマーティンでは、日本的な「特選中古車販売」のようなセカンドハンド領域について手つかずだったそうだ。しかしながら、昨今の同社はメルセデス・ベンツとの技術提携などもあり、製品の充実度も高まり、中古車市場に十分なビジネスチャンスがあると判断したのだろう。そして現在進められているのが「TIMELESS」というネーミングによる、アストンマーティンが過去に販売したモデルを正規ディーラーとして販売する取り組みだ。

今回、クルマを借りたグラーツ・タイムレス東京は、アストンマーティン本社公認であり、アストンマーティンの車両のみを取り扱う中古車販売拠点としては世界初となる。

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