「カフェに座れない時代」なのに一人負けのサンマルク。スタバもタリーズもコメダも好調の中で「4年で4分の1が消滅」。要因はどこにある?

店舗数の減少が続くサンマルクカフェ。一体なぜなのでしょうか(写真:筆者撮影)
家での作業に飽き、外で仕事をしようと思った。そこで、向かったのが自宅近くにある「サンマルクカフェ」。しかし、驚いた。閉店してなくなっているのだ。
「カフェ不足」が叫ばれている昨今。都市部では、土日はもちろん、平日でもカフェはどこでも人でいっぱいだ。
「サンマルクカフェ、いったいどうしたんだろう……」
ふと気になって調べてみると、どうやらサンマルクカフェはここ数年で「大量閉店」しているらしい。
なぜサンマルクカフェは大量閉店しているのか。これからどこへゆくのか。サンマルクカフェを含めた「サンマルクホールディングス(HD)」の「いま」を紹介する。
4年で25%の店舗が消えた
サンマルクカフェは1989年に岡山県で誕生した、ベーカリーレストランを源流とする、都市型のカフェチェーンである(今でもこのベーカリーレストランは存在し、「ベーカリーレストラン サンマルク」と言う)。
商業施設や都心ビル、都心の繁華街などに店舗がある。創業者は片山直之氏で、創業の1年後には東京に進出。その後も店舗数を増やしてきた。
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