ホンダ量販モデルとして初のハンズオフ機能を搭載した「アコード」の新グレード登場。手放し運転ができること、できないことへの理解

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ところで360+では、ステアリングから手を放した状態で走行可能なハンズオフ走行技術に高い関心が寄せられている。しかし、360+は自動化レベル2技術(運転支援技術)だ。レジェンドで培った自動化レベル3技術の要素技術を採り入れているが全責任はドライバーにある。

360+は次の5つの機能がHonda SENSING 360にプラスされた。
①ハンズオフ機能付高度車線内運転支援機能
②レコメンド型車線変更支援機能
③カーブ路外逸脱早期警報
④降車時車両接近警報
⑤ドライバー異常時対応システム

①~③は高速道路や自動車専用道路、④は一般道路のみでそれぞれ使用可能。⑤は走行場所を問わず常に稼働する。

360+は前身である360から次の3点が進化した。
Honda SENSINGと高精度地図およびGoogleの連携
人の感性や感覚に合わせたHonda SENSING 360+ECUの実装
ドライバーモニタリングカメラの性能向上

Honda SENSING 360+試乗レポート

ハンドル右側にあるスイッチ群
ハンドル右側にあるスイッチ群(写真:三木 宏章)

ここからは前述した①ハンズオフ機能付高度車線内運転支援機能と②レコメンド型車線変更支援機能技術が実際に稼働すると車内でどんなインタラクションが発生するのかを中心にレポートする。

高速道路の本線で、ハンドル右側スイッチ群の左上にある「ACC&LKAS」ボタンを押す。これで前走車追従機能であるACCと、車線中央維持機能であるLKASが一度に待機状態、すなわち自動化レベル2の状態がスタンバイする。

じつは自動化レベル2はハンドル操作に関わる部分で、「カテゴリーB1/ハンドルを持つ状態」(以下、レベル2-B1)と、「カテゴリーB2/ハンドルから手が放せる状態」(以下、レベル2-B2)に分けられている。

さらに車速をセットして稼働させると、速度計などを表示するディスプレイのアイコン表示のうち、レベル2-B1の稼働を示す部分のアイコンは白色から緑色へと変更され、わかりやすく区別される。改めてここではレベル2-B1なので、ここではハンドルを持ったハンズオン走行での運転アシストが行われる。

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