「ピスタチオグリーン」が高級腕時計の流行色に、2025年注目の最新モデル9選

ピスタチオグリーン、もしくはセージグリーンが今年、時計界で注目を集め、人々を魅了している。ピスタチオグリーンは米パントンが毎年選定する色彩の世界的トレンド「カラー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたことはないものの、人気が着実に高まりつつあるようだ。
この穏やかで自然を想起させる色合いは、かつて小型の時計にしか使われなかったが、最近は大型かつシンプルなモデルにまで広がり、ストラップや文字盤、ムーブメントの部品に至るまで、あらゆるものに取り入れられている。
スイスの時計ブランド、ノルケインの創業者兼最高経営責任者(CEO)、ベン・カッファー氏は「時計の世界では、色彩がこれまで以上に重要になり、人々の個性やスタイルを表現する手段になっている」とし、「今年の夏は、ミントグリーンとピスタチオグリーンが際立ったトレンドで、フレッシュでモダン、かつ気軽に身につけられるカラーだ」と述べている。
注目すべき最新モデルは以下の通り。
ウブロ「ビッグ・バン ウニコ ミントグリーンセラミック」
ウブロのカラーセラミックモデル最新作が、鮮やかなミントグリーンの「ビッグ・バン ウニコ」だ。セラミック製のケースとベゼルを備えた直径42ミリのこのモデルは、自社開発の自動巻きクロノグラフキャリバーを搭載し、スケルトンの文字盤にはミントグリーンの分目盛りやサブダイヤルなどが施されている。ラバーストラップも同色だ。価格は331万1000円。
パルミジャーニ・フルリエ「トンダ PF スケルトン スレートグリーン」
パルミジャーニ・フルリエの最新作「トンダ PF スケルトン」は自動巻きキャリバー「PF777」を搭載し、ブリッジやプレートなどの部品には近代建築の巨匠ル・コルビュジエのカラーパレットからインスピレーションを得た発光性のスレートグリーンを採用した。機械式時計に近代建築を見事に融合させたとも言えるこのモデルはスケルトン仕様で、ステンレススチール製ケースにプラチナ製ベゼルを組み合わせた。限定50本。価格は1068万1000円。