「12日間戦争」「ひとつの大きな美しい予算」…あまりに絶妙すぎる「トランプ大統領ネーミング術」の謎を解く

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ここから先はお馴染みの競馬コーナーだ。

この週末(7月6日)の重賞レースはひとつだけ、「テレビ西日本賞北九州記念」(小倉競馬場・芝コース・距離1200メートル・ハンデ戦・G3)である。なんと、2008年を最後に1番人気が1度も勝っておらず、この季節に特有の「荒れるレース」である。昨年の1番人気サーマルウインドも12着に沈んでいる。ここは少しエッジの利いた狙い方をしなければなるまい。

小倉芝1200メートルは発走地点から下り坂が続くコースなので、テン(最初)からスピードに乗りやすい。2022年のCBC賞(G3)、テイエムスパーダが今村聖奈騎手に重賞初勝利をもたらしたレースを思い出すが、斥量に恵まれた牝馬が先行して勝つ、というイメージがある。

「夏は格より調子」で本命は「あの3歳牝馬」で

「夏は格より調子」ともいうから、ここは唯一の3歳牝馬であるアブキールベイ(7枠14番)から狙ってみよう。昨年の勝ち馬ピューロマジックと同じく、京都1200メートルの葵ステークスを勝って小倉に乗り込んでくる。斥量53キロはお値打ちだろう。あいにく逃げ馬ではないけれども、鞍上は差しが得意な坂井瑠星騎手だから心配ないだろう。

対抗には昨年の2着馬、ヨシノイースター(8枠18番)のリピーター現象に期待してみよう。単穴にはキタノエクスプレス(8枠17番)。後はロードフォアエース(7枠15番)、ヤマニンアルリフラ(5枠9番)、ドロップオブライト(6枠11番)まで。

ところで筆者は、今年も次の週末(7月13日)は「七夕賞(G3)」で福島競馬場に遠征する予定である。小倉競馬場も過去に1度だけ行ったことがあるけれども、お昼に立ち食いした地元名物「ゴボテンうどん」の味が忘れがたい。皆さん、旅打ちは楽しいものですぞ。今年は史上最も早く梅雨が明けた地域が多いこともあり、大いに夏競馬を楽しみたいところである。

※ 次回の筆者は小幡績・慶応義塾大学大学院教授で、掲載は7月12日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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