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主要暗号資産の時価総額ランキングではビットコインが突出。日本で普及するには金融商品化が必要だ

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ビットコインのイメージCG
(写真:yuruphoto / PIXTA)

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インフレが進み、地政学リスクも高まる中、金と暗号資産「ビットコイン」は2025年に史上最高値を更新した。本特集「今こそ知りたい『金』『暗号資産』」を読めば、資産防衛のために今できることが見えてくる。

暗号資産の代表格であるビットコインの価格が1BTC10万ドルを挟んでモミ合っている。5月に一時11万ドルの史上最高値に乗ったが、以降、上値が重くなった。

あるアナリストによれば、ビットコインには「8万ドルの砦」があり、すぐ下には“真空地帯”が控えているという。8万ドル周辺で強い需要があるが、7.9万ドルから7万ドルの間では出来高が極端に薄く、相場が一方向に走りやすい。仮に下抜けすると一気に7万ドルくらいまで急落するというのだ。

幸いにも、今は10万ドルを割ると買いが入り、急落は避けられている。目先の懸念は何よりイスラエル・イラン紛争の行方だ。ただ、地政学リスクに対しては過去、“初動で下げてからの反発”というのが、暗号資産で多くみられたパターンだった。

長期的には、ビットコインは激しい浮沈を繰り返しながらも、上昇基調を描いている。同じような値動きは、イーサリアムやBNB、トロンなど、ビットコイン以外の暗号資産(アルトコインと総称される)にもみられる。

10人に1人が口座を持つ

国内の暗号資産の設定口座は1229万。10人に1人が持っている計算だ。2019年4月末の286万口座から4.2倍に膨らんだ。

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