「トラブルで全力ダッシュ&謝罪したことも…」ミシュラン5年連続受賞《明石焼の名店》が始めた自販機販売、設置費用200万円でも“お得”なワケ

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――私は趣味で海外をよく旅するのですが、トラブルは旅の醍醐味と言いますか、きっとその方には最高の思い出になったと思います。では、そろそろ……ミシュランを受賞した名店の味、私も食べてみていいですか? 明石焼を1つお願いします!

熟練の技を見せていただいた(著者撮影)
優しい色味。箸で持つと崩れそうになるフルフル感(著者撮影)
食べ応えのある大きさのタコちゃん(著者撮影)

ミシュラン受賞店が追い続ける「明石焼の可能性」

――ご馳走様でした。とてもおいしくて、思った以上にボリュームがあり、満足感がありました。なにより、このダシがうまい……。私は食後に水ではなく、このダシを飲みながら、幸せな気分で食休みしました。

日本全国の明石焼の中で、ダシには一番こだわっていると自負してます。おいしいと言っていただき、ありがとうございます!

――そういえばここ最近、世界的な需要増と供給減少で、タコの値段が高騰しているようですね。直近5年間で1.5倍ほど値上がりしたとか……。

そうなんですよ。タコだけでなく卵や小麦粉など、私たちも物価の値上がりには頭を抱えていまして……。企業努力でどうにもできない部分のみ、商品価格の値上げという形で、お客様にはご理解いただいております。

――インフレ、物価高という苦しい状況がある中で、それでも変わらず抱き続けている「想い」などがあれば、ぜひ教えてください。

明石焼きの可能性を探っていきたい……この想いは、自分の中でずっと大切にしています。今後は季節限定といった形で、中の具材を変えた新商品の開発も検討中です。ダシのレパートリーも増やしていきたいです。例えば今オンライン販売では「鰹とこんぶ」「油かす」「コチュジャン」計3種類の味があるんですけど、この種類を増やしていきたいなって。

――なぜ明石焼の可能性を探っているのか、最後に教えていただけますか?

明石焼の存在、おいしさを、日本全国に広めたいからです。大阪の粉ものは、たこ焼きのイメージがどうしても強いですけど、明石焼もめちゃくちゃおいしいことを、全国の方に知ってもらいたい……。もし大阪に立ち寄ることがあったら、ぜひ一度、私たちが作る明石焼を食べにきてください。絶対に後悔させませんので!

――世界が認めた明石焼のおいしさ、食べた人を幸せにする笑顔の輪が、これまで以上に広がっていくといいですね。本日はありがとうございました!

編集部注:本記事に登場する商品やメニューの価格はすべて取材時点のものです。昨今の円安、原材料高騰などの影響を受けて価格が改定されている可能性があります。
佐藤 大輝 ライター・ウーバー配達員

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さとう・だいき / Daiki Sato

23歳と29歳の時、所属していた企業(美容業・物流業)から解雇を通達され、訴訟を提起。それぞれの会社と約2年間裁判で争った経験を持つライター。ブラック企業問題を解決したいという願いから、裁判後はライターに転身。労働問題のほか、「再雇用戦士」「子供部屋おじさん」「インド駐在員」など、働き方や生き方に関する取材記事を執筆。趣味は海外旅行で、37カ国へ渡航。

X:@do69951367

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