3男1女を全員東大理三に合格させた佐藤ママ伝授「絵本1万冊読み聞かせ、童謡1万回歌うことで語彙力はアップする」

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人間は悲しいときだけに泣くわけではなく、嬉しいときに泣くこともある。楽しいときだけでなく、悲しくて仕方がないときに笑うこともある。社会にはいろんな立場の人がいて、働いている人も働いてない人もいれば、戦争を体験している人、していない人もいる――そんな世界を教えていくと、子どもの視野が広がります。

親子での会話を大切にしてほしい

人間は言葉でできています。辛い人生を生きていても、あるときに誰かがかけてくれた言葉を握りしめて、生きていけるということもあります。言葉は支えになるのです。

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忙しくて、絵本は1日3冊しか読めなかったとしても、ご飯のときに話すなど、とにかくきれいな言葉を、親の声でたくさん入れてあげてほしいですね。

今は技術の進歩の速度が半端ではありませんが、人間、100メートルを1秒で走れるようにはなりません。基本的なものは変わらないのです。

速すぎるテクノロジーの進化の隙間で、大人も子どもも病んでしまっています。

そんな今だからこそ、文学や倫理、宗教などの文系科目を大切に考えることで、心の中を育ててほしいと思います。

そのためにも、やはり読解力が重要です。ぜひ目先のことに迷わずに、今まで通りのやり方でお子さんを育ててほしいと思います。

(構成:泉美木蘭)

佐藤 亮子 「東大理Ⅲに合格した3男1女」の母

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さとう りょうこ / Ryoko Sato

大分県出身。津田塾大学卒業。大分県内の私立高校で英語教師として勤務。結婚後、夫の勤務先の奈良県に移り、専業主婦に。長男、次男、三男、長女の4人の子どもを育てる。長男、次男、三男は灘中学・高等学校を経て、東京大学理科III類に進学。長女は洛南中学・高等学校を経て、東京大学理科III類に進学。現在、長男、次男、三男は医師として活躍。長女は東大医学部の学生。その育児法、教育法に注目が集まり、全国で講演を行う。『頭のいい子に育てる 3歳までに絶対やるべき幼児教育』(東洋経済新報社)ほか著書多数。

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