「1日で10冊」と聞くと、「そんなに読む時間がない」「大変そう」と思われるかもしれません。でも、絵本は1冊が数分で読めるものも多いですし、私は同じ絵本を2回読んだときも2冊とカウントしていました。
絵本と新聞で活字への抵抗がなくなった
絵本のおかげで、子どもたちには「ママが読む本には、面白い世界が広がっている」という感覚が身についていきました。その結果、子どもたちは、文章量の多い本を見ても、「読むのが面倒だな」と思うことはなくなっていきました。
読解力も自然と身についていきましたから、読み飛ばして点数を落としたとか、しっかり読まずに間違ったということは、ほとんどありませんでした。私からも、「ちゃんと読みなさい」と言ったことはありません。
家の中に絵本がたくさんあって、字がずらりと並んでいるという環境に慣れたことも、絵本のよかったところですね。家の中に字があふれているというのは、大事なことだと思います。
最近は、新聞をとらないお家が増えていますが、私は新聞も大事だと思っています。子どもに読ませようとしなくても、親が新聞を読んでいる姿を見せて、親の言葉で内容を話してあげればよいのです。私もよく子どもに読んで聞かせてあげました。
「12歳まで」の教育が本当に大事だと思います。
徹底して親が言葉をかけ、絵本を読んで、童謡を歌ってあげる。新聞を広げて「こんな出来事があるよ」と親の言葉で話してあげる。とにかく言葉をいっぱい入れてあげてほしいのです。
国語の点数を上げるには、精神年齢を高くすることも大事です。いつまでも幼稚な考え方だけではダメだからです。
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