【春ドラマ視聴率TOP10】盛り上がりに欠けた4月期だが健闘作も 酷評だった『キャスター』は何位?『なんで私が神説教』『べらぼう』は?

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『波うららかに、めおと日和』
昨今の激しい物語ばかりの夜の連続ドラマの時間帯に異彩を放った(画像:フジテレビ『波うららかに、めおと日和』公式サイトより引用)

『波うららかに、めおと日和』は、昭和11年を舞台に交際ゼロ日婚からスタートする当時の新婚夫婦を、新婦の視点から丁寧に描いた心温まるラブコメディ。昭和初期の純真な女性を演じる主演の芳根京子がとにかく可愛らしいと話題になった。

時代設定は、朝ドラの定番であり、そのストーリーも朝ドラっぽくもあった。どこかのんびりとした、心優しい人たちに囲まれる心地いい空間のドラマが、昨今の激しい物語ばかりの夜の連続ドラマの時間帯に異彩を放った。

タイパ、コスパが求められる令和時代に、その逆をいく金脈のドラマジャンルかもしれない。蒸し暑い初夏の夜に、爽やかな風に吹かれたようなドラマだった。

総評:盛り上がりに欠けたが健闘作も

全体的に話題性が低く、盛り上がりに欠けていた4月期だが、個別に見ると、視聴率とは別に注目されたドラマも、コアなファンの間で話題になったドラマもあった。

ただ、やはり世の中的な話題になってこそ、ドラマが伝えるメッセージがより広く社会に届くだろう。すぐにスタートする7月期ドラマが、暑い夏を盛り上げてくれることを期待したい。

【画像6枚】2025年「春ドラマ視聴率トップ10」。話題となった作品の雰囲気はこんな感じ
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武井 保之 ライター

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たけい・やすゆき / Takei Yasuyuki

日本およびハリウッドの映画シーン、動画配信サービスの動向など映像メディアとコンテンツのトレンドを主に執筆。エンタテインメントビジネスのほか、映画、テレビドラマ、バラエティ、お笑い、音楽などに関するスタッフ、演者への取材・執筆も行う。韓国ドラマ・映画・K-POPなど韓国コンテンツにも注目している。音楽ビジネス週刊誌、芸能ニュースWEBメディア、米映画専門紙日本版WEBメディア、通信ネットワーク系専門誌などの編集者を経て、フリーランスとして活動中。

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