「-28℃の衝撃!」ワークマン《着る冷凍服》が猛暑対策の常識を変える
こうして2023年に発売されたのが「ペルチェベスト」(1万9800円)だ。年々機能を進化させたが「企業努力で価格は据え置いています」(土井氏)。
「昨年から他社もペルチェベストの販売を大々的に行うようになりました。そこで『どこにも負けないペルチェを開発しよう』と関係者で話し合い、アイデアを出し合いながら実現させてきました。ペルチェデバイスのダイヤル調整はそのひとつです」

利用者は建設業や運送業、農業、製造業といった現場作業者が多い。一般消費者が使う例もあり、例えばバイクに乗る時、釣りや野外フェスティバル、屋外でのスポーツ観戦などさまざまだ。昼と夜の気温が大きく変わる時も冷却と温熱を切り替えて使用できる。
ペルチェ×ファンウェアの併用も
「ペルチェベストは一般の方からも好評の声をいただきますが、現場作業者を想定して開発しており、あくまでも作業現場ベースで考えています。作業環境が許せば、ペルチェとファンウェアを組み合わせて使うと、より涼しくなるのでお勧めです」
外作業での暑さ対策は欠かせないが、建物内の作業でも窓の少ない場所、エアコンが効かない場所での長時間作業は身体に変調をきたしかねない。
使う時の状況もある。「音が気になる」という声もあったが、周囲に人がいない外の作業なら気兼ねなく使えるだろう。
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