「認知症」を防ぎ、高齢になっても働き続けるために… 明確に“予防できる”認知症の種類とは?
想像してみてください。皆さんの脳の血管では、微小なものは常に詰まったり破れたりしている可能性があります。
その部位が多いのか少ないのか、仮に詰まってもすぐに修復できるのか、機能を代替できるのか、が日々の生活の中で起こり続けているわけです。
小さな血管が詰まっても修復するのは、線溶系と呼ばれるメカニズムによるものです。
血液の中には血液を固める成分と、固まった血液を溶かす成分が含まれています。小さな血管が詰まりそうになった時は、溶かす成分が働き、小さな血栓を溶かして血流を維持しています。
また、機能を代替するというのは、小さな脳梗塞が起きても近くの部位の脳が適応して新しい神経回路を形成し、その機能を行うことができることを指します。
線溶系の機能が正常に働くためには、また脳梗塞の近くの原因となった部位とは別の脳の部位が機能を代替するためには、生活習慣病の予防が重要です。
現在では70歳まで働くことは一般的になりましたが、70歳以降も仕事ができる脳を保っておくために、今から血管性認知症の予防を意識づけましょう。
円滑なコミュニケーションを支えるのは健康な脳機能
昨今では単純作業はシステムに代替されることがほとんどで、人間が行う複雑な作業はヒト同士の調整であったりします。その業務で一番大切になるのは、感情の制御やコミュニケーションです。
例えば調整において、顧客と自社内の他部門との希望が相反することは起こりがちです。双方の現実的な利害や感情を踏まえながら調整をするためには、自身の感情を制御しながら丁寧なコミュニケーションを行う必要があります。
アルツハイマー型認知症でも血管性認知症でも、前頭葉や帯状回に影響が出る可能性は大いにあります。
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