原発の後始末 脱原発を加速させる必要条件 桜井淳著
脱原発を求める声が高まっているが、廃炉には莫大なコストと時間がかかり、除染や代替エネルギーなど、その実現には問題が山積している。はたして脱原発は本当に可能なのか。原子炉の研究に長く携わり、軽水炉の信頼性と脆弱性を知り尽くしている著者は、2050年までの脱原発は可能だとして、そのために必要とされるいくつかの条件を挙げている。
福島第一原発の事故以前から危険性を警告してきた物理学者が、事故の後始末に関して一般人が抱く疑問に答えつつ、原発をめぐる問題点を整理する。脱原発を進める場合に必要となる廃棄物貯蔵所の建設など、全体的な「後始末」にも言及し、さまざまな形で問題提起を試みる。
青春新書インテリジェンス 880円
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