ユダヤ教やキリスト教(カトリック、プロテスタント)、イスラム教は実は源流が同じ。日本人だけが知らない世界3大宗教の基本
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『旧約』と『新約』というキーワードを使うと、わかりにくい宗教がみるみるおもしろくなってくる(写真:njproductions / PIXTA)
世界人口の6割にものぼる宗教がある――と言うと、ビックリする人が多いかもしれない。ユダヤ教やキリスト教、イスラム教が信仰する『旧約』という宗教だ。
この3つの宗教を外側から見ればまったく違うもののように思えるかもしれないが、神さまと交わした約束である『旧約』の内容を受け入れているところは同じである。
これら3つの宗教は、6日間で世界を創造した唯一神と、海を割って民衆が海を渡れるようにしたモーセの話を信じている。
300万部のミリオンセラーとなった人文教養書『全人類の教養大全2』では、日本人が最低限知っておくべき「世界の宗教の基礎知識」を解説している。
『旧約』と『新約』というキーワードを使うと、わかりにくい宗教がみるみるおもしろくなってくる。
絶対的な唯一神を信じる「3つの宗教」
世の中にはあまたの宗教があるとはいうものの、実際には1つの宗教が世界を掌握しているといっても過言ではない。
この宗教はユダヤ教やキリスト教(カトリック、プロテスタント)、イスラム教をまとめた『旧約』という宗教だ。
『旧約』の宗教であるユダヤ教とキリスト教、イスラム教を世界3大宗教という(注:キリスト教、イスラム教、仏教を3大宗教とする場合もある)。
仏教やヒンドゥー教、儒教を無視するのかと反発する人もいるかもしれないけれど、この3つの宗教を3大宗教とするのは人口や地域、歴史の面から見ると妥当だろう。
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