ユダヤ教やキリスト教(カトリック、プロテスタント)、イスラム教は実は源流が同じ。日本人だけが知らない世界3大宗教の基本
これらの宗教はすべて、世界を6日間で創造した唯一神と、海を割ったモーセの話を真実として受け入れている。
『旧約』の内容を真理として受け入れる
ところが生まれた時期にばらつきのあるイエス・キリストの足取りが記録されている『新約』については、明確なスタンスのちがいを見せる。
つまり、『旧約』と『新約』に対するスタンスによって、3つの宗教を区分することができる。
まず、ユダヤ教は『旧約』を絶対視するけれど、『新約』は認めていない。イエスの価値や地位を認めていないのだ。
次に、キリスト教は『旧約』を信じると同時に『新約』を絶対視する。イエスは神と同等の地位にあると考えるのがキリスト教のスタンスだ。
最後に、イスラム教は『旧約』を信じるけれど、『新約』は絶対視しない。だからといって、ユダヤ教のようにイエスを否定したりもしない。イエスという人物は何人かいる預言者のうちの1人だと考えている。一方で、最終的に、神さまがこの世界に送り込んだ人物である、預言者ムハンマドが残した『コーラン』を絶対視する。
細かなちがいは置いておいて、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教はすべて、世界を創造した人格的存在としての唯一神を信仰し、彼に関する記録としての『旧約』を信じているのだ。
だから一般的にはこの共通点を基準として、これらの宗教を「旧約宗教」や「唯一神教」、または「アブラハム系の宗教」と呼ぶ。
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