ユダヤ教やキリスト教(カトリック、プロテスタント)、イスラム教は実は源流が同じ。日本人だけが知らない世界3大宗教の基本

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まず、この3つの宗教を信仰している人口は少なくとも人類全体の6割にのぼる。

地域的には、アジア大陸を除いてヨーロッパやアメリカ、アフリカ、ロシアやオーストラリア大陸などのすべての地域を、3つの宗教が占めている。

近現代の歴史を見ても同じことがいえる。僕たちがいくら「くやしい、そんなはずはない」と思おうが、世界が西洋のキリスト教文化圏の歴史だったのは事実だ。

『旧約』って何の話?

でも人口や地域、歴史の面から世界3大宗教に認定したからといって、これらの宗教がより真理に近いとか、より価値があるとかいうわけではない。単に規模の話だ。

全世界に大きな影響をおよぼしているこの3大宗教を具体的に探っていこう。

『旧約』とは「昔の約束」「古い証拠」という意味で、その昔、神と交わした約束のことをいう。天地創造からアダムやノア、アブラハム、モーセ以降までの内容を扱っていて、だいたい紀元前1000年ごろのことからまとめられてきた。

『新約』は「新しい約束」という意味で、西暦1世紀ごろに活動したイエス・キリストとその弟子たちに関する話だ。

ユダヤ教とキリスト教、イスラム教は外側だけを見ると異なる宗教のように思えるけれど、信念体系において『旧約』の内容を真理として受け入れているという点では同じだ。

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