「マックで減量」のブランド大使に抗議の嵐

マクドナルドの新たな宣伝戦略なのか

 10月14日、マクドナルドでの食事とウォーキングを続け、減量に成功した米国の元科学教師が、同社の「ブランド大使」として全米各地の学校で講演していることに、専門家から批判が殺到。3月撮影(2015年 ロイター/Mike Blake)

[ロサンゼルス 14日 ロイター] - マクドナルドでの食事とウォーキングを続け、半年で60ポンド(約27キロ)の減量に成功した米アイオワ州の元科学教師が、同社の「ブランド大使」として全米各地の学校で講演していることに専門家から批判が殺到している。

米国の若者は、マクドナルドの食事を肥満や糖尿病など深刻な病気につながる一因と捉えている。

元教師のジョン・シスナ氏はこの考えに反論しようと、マクドナルドの商品を毎日食べる「実験」を生徒と考案し、自身は90日間で37ポンドの減量に成功。昨年に実験の詳細を記したダイエット本「My McDonald's Diet」を出版し、厳格なカロリー制限を守ることが重要と説いた。

マクドナルドの広報担当者によると、同社は今年、シスナ氏を「ブランド大使」に採用し、同氏が講演する際の交通費や手当を支払っている。主に学校側の招待で、これまでに大学や高校など約90校で講演しているという。

同広報担当者は「われわれは長期にわたり同じ店舗で毎日食事することを勧めない」とし、「教師として、生徒に事実とともに情報に基づく選択をさせるというシスナ氏の考えをわれわれは支援する」と述べた。

専門家は、この講演プログラムは不健康な食事を若者に宣伝するマクドナルドの新たな取り組みだと批判する。

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 仲人はミタ-婚活現場からのリアルボイス-
  • ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 就職四季報プラスワン
トレンドライブラリーAD
人気の動画
商社大転換 最新序列と激変するビジネス
商社大転換 最新序列と激変するビジネス
「話が伝わらない人」と伝わる人の決定的な差
「話が伝わらない人」と伝わる人の決定的な差
渋谷駅、谷底に広がる超難解なダンジョンの今
渋谷駅、谷底に広がる超難解なダンジョンの今
銀行員の出世コースに見られ始めた大きな変化
銀行員の出世コースに見られ始めた大きな変化
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
日本企業は米中の板挟み<br>全解明 経済安保

先端技術をめぐる米中の争いは日本に大きな影響をもたらします。海外からの投資は経済を活性化させる一方、自国の重要技術やデータが流出し安保上のリスクになる可能性も。分断の時代に日本企業が取るべき進路を探ります。

東洋経済education×ICT