日本企業が停滞している最大の原因は、ここにあるのかもしれません。
役員や部長クラスは、現場の成果と責任を問う。でも実際に起きていることまでわからない。だから、具体的な指示や支援はしない、自分から踏み込もうとはしない。
悩める管理職を放置してはいけない
一方で、管理職もうまくいかず、悩んでいることがあっても役員や部長には相談できない。自分が管理職として能力が低いと見られるのではないか、突き放されるだけではないかと思ってしまう。
役員や部長クラスと、現場の管理職との間にある静かなる分断。それが組織全体の流れを止めてしまう。抱え込み、孤立し、疲弊する管理職ばかりを生み、その人たちを見て自分は管理職になりたくないという一般社員を増やしていく。
本当にこれで仕事や職場、会社への思いを持てる人を増やすことができるのでしょうか。
当然、役員や部長だけが悪いというわけではありません。犯人捜しをしたいわけでもありません。
一番の問題は、こうした見えない壁があることを放置し、本音で向き合うことを避け、結果として仕事や職場、会社へのエンゲージメントを失う人たちを増やしていくという、この状況が問題なのです。
特に、役員、部長クラスからこうした状況を客観的に理解し、向き合おうと動き出すことが求められているのではないでしょうか。
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