恵比寿は臨戦態勢の28歳OLが選ぶ街だった 女として準備万端な女性が行き交う街
これからの季節はもつ鍋『蟻月』も外せない。中華食べたくなったら『マサズキッチン』か『龍天門』があるよね! 韓国料理の定番は『水刺間』かな? あ、そうそう『中村玄』の、汁無し鍋が好き。パクチー好きにはうれしい追いパクし放題だよ。マンションの一室の異次元感もいいよね。
あ、三田通り沿いにある『Aponte』も忘れちゃいけない。ここは、3000円〜のプリフィックスコースでおなかいっぱいになるし、店員さんもイケメンぞろい(笑)。意外に知られてないけど、4名の半個室みたいのもあるよ。女子会のメッカ『M House』があるのも恵比寿ならではだよね。ランチは駅前の『かどた』の焼き魚定食か、『リストランテ デラ コリーナ』の生うにのトマトクリームソースパスタがお気に入り。あ、おうどん食べたくなったら『うどん山長』に一人で行く。
合コンの定番は『兜』(笑)とにかく何度も行ってるくらい皆使うんだね。
行ってみたいレストランは?
ガーデンプレイスの奥座敷『ジョエル・ロブション』かなぁ。「30歳になるまでにデートで行けたらイイ女」って先輩に言われたよ。あと、3年かぁ……それまでに、連れて行ってくれる彼氏が現れるといいな。
代理店の彼のことは、引きずってないと言えば嘘になる。けど、彼婚約したんだって。ご丁寧にもFacebookのタイムラインに上がってきた。タグ付けされた女性のプロフィール見たら、東京出身のフリーアナウンサーの女性。すごい有名な読者モデルだった。
実は、彼を見返したくて、その子が出てる雑誌の読者モデルに応募したんだ。いつか彼がその雑誌見たときに私のこと見てくれたらいいなって。「あ、あの生活感ありすぎてた綾が、こんな綺麗になったんだ」って。少しでも逃した魚は大きかったって思わせたいの。今私が東京で生活していくうえでのささやかなモチベーション(笑)
もっと、もっときれいになって、この街で、彼より素敵な男性を見つける。そして、3年以内に、その彼に『ジョエル・ロブション』で、プロポーズ……されるといいなぁ(笑)
私、ちゃんと結婚できるのかなぁ……?
生活感がありすぎる、という理由で、三軒茶屋を離れ、恵比寿に引っ越した綾。仕事でも、プライベートでも、ステップアップして、東京の女としての階段を一歩一歩上がっているように見えるが……。
次週は3年後、31歳の綾の生活を紹介しよう。綾は、どんな街で、どんな女性になっているのだろうか。
東京カレンダーの関連記事
上京したての月給23万OLが選ぶ「三軒茶屋」。都会の女の第一歩はここから始まる。
六本木に生息する女子《ポン女》
アラレちゃん眼鏡が都内イチ似合う、“なかめ”女子
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら