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【朝ドラ あんぱん】やなせたかし「後悔した就活」の顛末 「電通のほうがよかったかなぁ…」と就職先を見て少し後悔がよぎったが…

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  • 真山 知幸 伝記作家、偉人研究家、芸術修士(MFA)

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※写真はイメージです(写真: ABC / PIXTA)
NHKの連続テレビ小説「あんぱん」がスタートしてまもなく2カ月が経つが、評判が良いようだ。 漫画家のやなせたかしと妻の暢(のぶ)をモデルにした物語である。やなせたかしといえば、子どもたちに人気の「アンパンマン」の作者として知られているが、ブレイクしたのは69歳のとき。30代でマンガ家デビューを果たして以来、長く不遇の時代を経験している。遅咲きだったやなせたかしは、いかにして飛躍したのか。『大器晩成列伝 遅咲きの人生には共通点があった!』の著者で偉人研究家の真山知幸氏が解説する。

製薬会社に就職して伯父・寛に言われたこと

「田辺製薬か、しようもない会社に入ったな」

東京田辺製薬の宣伝部に入社が決まったことをやなせたかしが伝えると、伯父・寛はそう言ったという。就職先に製薬会社を選んだ理由について、やなせはこう語っている。

「愚かなことに、製薬会社に勤めれば薬を安く父にまわせるかもしれない、少しは役にたつだろう、と考えたのである」

やなせを小学生の頃から見守り続けた伯父のことだから、そんなやなせのいらぬ気遣いもおそらく薄々感じていたのではないか。医師である自分に近い業界を選んだことへの照れくささもあり、「しようもない会社」と軽口を叩いたのかもしれない。

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