「相方は頑張っている。でも自分は詰んだ…」サバンナ・八木真澄が50歳になって話せるようになった相方へ思い

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なので、ちゃんと僕が積み重ねをして、負けないものを作って、ホンモノとして50代を過ごせたら、いつかまた「サバンナ」の需要が出てくると信じています。

僕がここから積み上げていくものと、相方の状況が組み合わさった時に、またコンビとして求められる。活動の場が開けていく。そういうものだと思います。

周りの方が「『サバンナ』としてやったほうが面白い」と思ってもらえないとその日は来ないですし、なんとなくとか、一時のノリみたいなことで成立するものではない。人生をかけて、家族の命運をかけて、何があってもこの道を行く。その覚悟をもってプロの技を得た時に、これもやっと「『サバンナ』としてオファーを出すのはどうかな」と考えてくださる人が出てくるものだと思っています。

中西さんのインタビューはずっと断っていた

ナニな話ですけど、インタビューしてくれている中西さんもそうだと思うんですよ。中西さんが相手だったら、芸人はみんなちゃんと話をしてくれるでしょ。それは中西さんが30年近くやってきたからです。3年くらいやってちょっとわかったような空気出してる記者の人が行っても、そうはいかないです。正直な話。

これもね、本当に僕の正直な思いなんですけど、ぶっちゃけた話、中西さんのインタビューは断っていたんです。というのは、中西さんのインタビューは芸人のウラまで見える。全部をさらけ出すことが求められる。中西さんの取材を受けた以上、自分はそこまで出せるのか。まだ固まっていないとか、触れられると困るフワフワした部分があったら受けられない。それをずっと考えていたんです。

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