運営赤字”4億5000万円”は自身が負担!賛否あっても前澤友作氏が異例ずくめの男子ゴルフツアー《前澤杯》を続けると宣言したワケ

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共催したJGTOの副会長で、自身も選手として試合に参加した倉本昌弘氏にも話を聞くと、

「石川選手が前澤さんとの会食で、アドバイスを求めたのが発端。その後、私も話し合いに入り、“企業スポンサーではなく、不特定多数のファンから支援を集める”という前澤さんの考えに納得し、企業の業績に左右されない持続可能な大会になると思った。12月に選手を集め、前澤さんから大会の趣旨、なぜ10日間のプロアマを実施するか、その収益を賞金にどうつなげるかといった説明があり、選手もその思いを受け取って“じゃやりましょう”と、大会の開催が決まった」

と言う。

本大会ではプレーもしたJGTOの副会長の倉本氏(写真:筆者撮影)

異例の前澤杯が行われた背景には、男子ツアーに対する危機感があることは間違いない。

ゴルフの男子ツアーは尾崎将司(ジャンボ尾崎)、青木功、中嶋常幸などが活躍していた1983年の年間46試合をピークに減少に転じ、2024年は年間24試合にとどまる。人気の女子ツアーが37試合なので、大きく水を開けられてしまっている。

男子ツアーに女子プロが参加

前澤杯は男子ツアーだが、女子プロの寺西飛香留と菅沼菜々が主催者の推薦を受け、参加。同じ条件(6652ヤード・パー70)で戦ったというのも、異例だ。初日は2人ともパープレーの70で回り、女子プロとして1ラウンドの最少スコアを記録した。

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