運営赤字”4億5000万円”は自身が負担!賛否あっても前澤友作氏が異例ずくめの男子ゴルフツアー《前澤杯》を続けると宣言したワケ

この大会の開催が発表されたのは昨年12月。本大会で最も異例で注目されたのが、プロアマ戦の参加権を一般販売したことだろう。通常大会のプロアマ戦は大会前日の1日だけ、大会のスポンサー関係者が招待されるもので、一般人は参加できない。
1組100万円でプロとラウンド
それが、前澤杯では1日50組限定、1組100万円で販売され、オークションも取り入れた。単純に計算すると50組×10日間×100万円で5億円が集まる計算になる。前澤氏は、このプロアマ戦の収入を賞金に還元するとし、賞金総額は最大4億円、優勝賞金は8000万円と発表した。
これに対し、人気のある女子ツアーならともかく、1組100万円もする男子ツアーのプロアマ参加権にどれだけの応募があるか、疑問視する声が上がったのも事実だ。実際、500組の枠に対し応募は約300組だった。一方で、オークションでは今も人気の高い石川遼の組が500万円になるなど値がつり上がった。
結果的に、目標の500組5億円には達しなかったが、3億3000万円が集まり、賞金総額 2億円、優勝賞金4000万円で大会が開催された。
前澤氏は本戦前日、囲み会見に応じ「この大会は“男子ゴルフ界にもっと活気を”という想いと、“経済の回る大会”という新しい仕組みへの挑戦からスタートした。この試みが、未来のゴルフ界に少しでも新しい風を吹き込むきっかけになればうれしく思う」などとコメントした。

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