「ネズミの死骸入り味噌汁か。会社潰れるんじゃ?」→「軽微なダメージでした」 すき家「ネズミ混入でも影響小」が示す”残酷な現実”
すき家だけを見ても、売上高は前年同期比で11.5%増、営業利益は前年同期比で32.4%増になっている。
こうした事件以前からの好調ぶりもあって、予想よりも軽微な影響で済んだのだろう。

増収増益の決算になった(出所:同社の株主説明会資料より)

グローバルすき家、はま寿司などの伸長が際立った/出所:同社の株主説明会資料より

今や世界中に店舗を持つゼンショーホールディングス。国内すき家業態のみだったら、今回の混入騒動のダメージはもっと大きなものになっていたはずだ(出所:同社の株主説明会資料より)
ちなみにゼンショーの予測によれば2026年3月期の上期は減益予想を立てているが、下期では再度増収予想を行っている。上期の減益はネズミ混入事件の余波だろうが、その復活もすでに見込んでいるわけだ。
愛されすぎている「すき家」
ここからわかるのは「私たちは思っているよりも、すき家を使っている」という単純な事実だ。
すき家が愛される理由はどこにあるのだろうか。ここにはポジティブな理由とネガティブな理由の2つがある。
1つ目はポジティブな理由だ。
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