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調べれば調べるほどトランプ政権はニクソン政権とそっくり、もしベッセント財務長官への信頼が揺らげばアメリカはどうなってしまうのか

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ジョージア州で熱烈な支持者に囲まれるニクソン大統領(当時60歳)。共和党は南部を新たな票田として獲得した(写真:Everett Collection/アフロ)

毎回のようにアメリカのドナルド・トランプ政権について書いているけれども、当たっても誰も褒めてくれないし、外れても誰にも怒られない。これではまるで「トランプ占い」で、自分がやっていることが虚しくなってくる。

ニクソン政権と薄気味悪いほど似るトランプ政権

それでも、トランプ氏の一挙手一投足によってマーケットは揺れ動く。大なり小なり資産運用を考えている人たちにとっては、まことに気が休まらないことだろう。トランプ氏は大胆なことをやってくるし、自分の間違いは絶対に認めない。ところが軌道修正は意外と柔軟であり、昨日言ったこととまったく違うことを言い出すのも平気である。

こんな人の片言隻句を、いちいち相手にしてはいられない。そこでどうするか。これだけ不確実な状況においては、頼れるものは歴史のアナロジー(類推)くらいしかないだろう。そこで前回の「トランプ関税は『ニクソンショック』にそっくりだ」(4月26日配信)で取り上げた「1971年のニクソン・ショックと2025年のトランプ相互関税」の比較を、さらに掘り下げてみることにしたい。

1971年は半世紀以上も前のことなので、時代状況や国際情勢もかなり違うのだが、以下のように整理してみると薄気味悪いくらいよく似ている。

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