調べれば調べるほどトランプ政権はニクソン政権とそっくり、もしベッセント財務長官への信頼が揺らげばアメリカはどうなってしまうのか

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ここから先はおなじみの競馬コーナーだ。

11日の日曜日は、東京競馬場で「1年で最も難しい」と言われるNHKマイルカップが行われる(G1、芝コース、距離1600メートル)。このレース、とにかく荒れる。高配当は当たり前で、直近では1番人気が8連敗中である。去年はめずらしくジャンタルマンタルとアスコリピチェーノという「2強」のワンツー決着となったが、それでも3着には10番人気のロジリオンが飛び込んでいる。

なぜ予想が外れるかと言えば、①前哨戦のニュージーランドトロフィー(G2、中山競馬場、芝コース、距離1600メートル)の勝ち馬が滅多に来ない、②皐月賞や桜花賞など、クラシックレースからの予定変更組が侮りがたい戦績を残している、③ほかにもトライアルレースが多く、3歳馬の力の差が判別しにくい、④春先の府中競馬場は馬場状態が良く、超高速決着となって伏兵が台頭しやすい、などの理由が考えられる。

NHKマイルは人気2頭を外し、田辺騎手騎乗の牝馬が軸

今年の場合は、NZTでクビ差のワンツーとなったイミグラントソングとアドマイヤズームが人気になりそうだが、あえて両頭を外して狙ってみることにする。本命は牝馬マピュースだ。

クイーンカップ2着、桜花賞4着からの参戦で、同じ東京芝1600メートルコースでは、赤松賞の勝ち鞍がある。この戦績、2016年にクイーンカップ1着、桜花賞4着からNHKマイルCを制したメジャーエンブレムと重なるところがある。

鞍上は先月、福島牝馬ステークス(G3)を制して、「福島競馬場における4重賞完全制覇」という珍しい記録を達成した田辺裕信騎手。地元・福島でのグランドスラム達成の余勢を駆って、久々のG1獲りを目指してもらいたい。

馬券はマピュースから馬連と3連複で手広く構えてみよう。簡単に当てられるレースではないけれども、当たればそれなりにでっかいはずである。

※ 次回の筆者は小幡績・慶応義塾大学大学院教授で、掲載は5月17日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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