東洋経済オンラインとは
ライフ #「ゴミ屋敷」孤独な部屋の住人たち

「冷蔵庫は4つ、ハサミは20本以上」“築90年の古民家”がゴミ屋敷に…なんでもため込む母が亡くなり、ついに《すべてを断捨離した》結果

8分で読める
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

もう1つは至って単純な理由だ。長い年月を生き、思い出が増えていった分、捨てられない“大切なモノ”も必然的に増えていくからだ。

「とはいえ、モノを捨てる人がそれらを大切にしていないというわけではありません。逆にモノを大切にするためには、ある程度の断捨離が必要になってくると思うんです」(二見氏)

2階にあった大型家具たちもすべて搬出(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)

親子の関係を壊してまで片付けなくてもいい

この連載の一覧はこちら

片付けは2日間にわたって行われた。1日目は5人のスタッフで1階部分を、2日目は総勢7名で2階部分を片付け、すぐにでも売却できる状態になった。

しかし、作業をずっとそばで見守っていた依頼主の娘は肩の荷が下りたようだが、どこか寂しそうでもあった。

「このお家、陽もよく当たるし風通しもいいのに、なんか暗かったからね。ここに戻ってきたいと思うくらい。手放すのが嫌なモノもありましたが、持って帰っても飾らなかったり使わなかったりしたらゴミでしょ。だったら、誰かに使って貰ったほうがいいし、いま捨てないと今度は子どもたちが困るでしょ。だから、自分の手でケリをつけられてホッとしています。気持ちがスッとしました。モヤモヤしていましたから」(娘)

親の死後に子どもが困らないためにも生前整理は大切である。しかし、親子の関係を壊してまで無理して行うものでもない。今回の依頼主である娘はそこで無理をしなかったがゆえに、後味のよい遺品整理ができたのかもしれない。

台所もすっきりと生まれ変わった(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)
土や物干し竿、物置も解体して撤去し、何もなくなったベランダ(画像:「イーブイ片付けチャンネル」より)

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象