論理回路やデータ自作、奥深いMOD文化まで。もはや単なる子供向けゲームではない『マインクラフト』の魅力とは

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マインクラフト
映画で大きな注目を集めている『マインクラフト』。映画のイメージとは異なり、気軽に笑える子供向けゲーム以外の側面もある(画像:『マインクラフト』公式サイトより)
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映画『マインクラフト/ザ・ムービー』は公開されてから絶好調で、すでに全世界の興行収入が1000億円を突破した。日本でも公開初日から3日間で興行収入5億9400万円を記録しており、『名探偵コナン』に次いでの人気となっている。

子供と一緒に『マインクラフト/ザ・ムービー』を楽しんだという読者もいることだろう。この映画はコミカルな要素が多く、ジャック・ブラックやジェイソン・モモアのおふざけを楽しむ作品でもあるため、かなり“子供向け”といった印象を受けるかもしれない。

しかしながら原作となる『マインクラフト』は、単なる子供向けゲームではない。世界で一番売れているゲームとしての地位を築いているだけあって、もっと大きな魅力を持っているのだ。

とはいえ、そのあたりは映画で描ききれないのも致し方ないところだ。全世界で3億本も売れているモンスタータイトルの真価を知りたければ、『マインクラフト』の奥地に足を踏み入れるほかない。

コミュニケーションを促進するゲームとしての側面

マインクラフト
『マインクラフト』はNintendo Switchあたりで遊んでいる人が多いと思われるが、PC版やスマホ版になるとまた異なる文化圏が広がっている(画像:任天堂公式サイトより)

まず、ゲーム『マインクラフト』について軽く説明しておこう。

『マインクラフト』は、立方体のブロックを自由に組み合わせてさまざまなものを作れるゲームである。クリエイティビティ、つまり創造力が重要なゲームで、簡素な家から巨大な街まで、心の赴くままにさまざまなものを作ることができる。

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