論理回路やデータ自作、奥深いMOD文化まで。もはや単なる子供向けゲームではない『マインクラフト』の魅力とは

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もちろんそこまで使いこなせない人にとっても、レッドストーン回路はゲームを奥深くしてくれる要素だ。自動で作物を収穫してくれる装置や、自動で矢を発射する装置、あるいは落とし穴など、シンプルな回路でもアイデア次第でさまざまなものを作り出せる。『マインクラフト』はブロックを置くだけのゲームではないのである。

コマンド入力でゲームのデータすらいじれてしまう

マインクラフト
コマンド活用の一例、頭上に雷が落ち続けるなんてこともできてしまう(画像:『マインクラフト』内で筆者撮影)

『マインクラフト』には「コンソールコマンド」というものが存在する。特定の書式に倣ってコマンドを入力すれば、ゲーム内で変化を起こせるというものだ。

たとえば「/give~~」などと入力すると、特定のプレイヤーに指定したアイテムを与えられるといった仕組みになっている。コンソールコマンド自体は本作以外にもさまざまなゲームに存在するし、プレイヤーの裁量が大きい作品では用意されていることが多い。

コマンドの種類はさまざま。対象をワープさせるもの、キャラクターを消すものなど、種類は多岐にわたる。また、一気に球体を作り出したり、特定の法則に従ってブロックの一括設置も可能である。さらにそのコマンドを入力できる特別なブロックが存在しており、コマンドの自動化やループ処理も可能になっている。

『マインクラフト』におけるコマンドは、ゲームを便利に進めるのみならずさまざまな可能性をもたらしてくれる。レッドストーン回路と同じく、コマンドをうまく使えばプレイヤーのアイデアが爆発していくのだ。

マインクラフト
空中にあるひとつのブロックだけでゲームを進めていくなど、MODにはさまざまなものが存在する(画像:『マインクラフト』公式サイトより)
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