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眞壁機関区長が言うように、機関士の腕の見せどころは「いかに石炭や水を使わずに走るか」。実際、SL大樹が運行を開始した2017年からすると、だいぶ機関士たちの腕前は上がってきているのだとか。
最初のころは、1往復で石炭を1トン使っていたところ、現在では0.5トンほどにまで少なくなった。石炭の使いどころ、つまり火力を上げるべきタイミングがわかるようになってきたことで、ムダが減ったのだ。
機関庫に積まれている石炭。オーストラリア産が使われている(撮影:鼠入昌史)
機関士の腕の見せどころ
なお、1往復で使う石炭は0.5トンだが、水はなんと3トンも消費するという。下今市―鬼怒川温泉間の往復は約25km。その間に、6トンほど入る水タンクは半分まで消費されてしまう。そのため、SL大樹は1往復するごとに水を補給しているのだ。
蒸気機関車という巨大な鉄の塊を動かすにはこれほど多くの水と石炭、そして車両を整備する人たちや機関士たちの力が必要なのである。
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