ハリポタの魔法効いた?西武HD「株価急騰」の秘密 「スタジオツアー」の開業後3倍に、鉄道他社を圧倒

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ハリポタイベント 西武池袋駅
「ハリー・ポッター」ファンが集まった西武線池袋駅でのイベント=2025年9月1日(記者撮影)

9月1日午前11時と聞いてピンとくる人が「ハリー・ポッター」の愛好家であることは間違いない。9月はアメリカやヨーロッパの入学シーズン。小説や映画で大人気のハリー・ポッターシリーズでも生徒たちが通うホグワーツ魔法魔術学校の新学期も9月だ。

ロンドンのキングスクロス駅「9と4分の3番線」から生徒たちを乗せた「ホグワーツ特急」が9月1日11時、魔法学校の最寄り駅「ホグズミード駅」に向けて出発する。そのため、毎年9月1日にはハリー・ポッターファンが世界中からキングスクロス駅に集まり、午前11時の到来をカウントダウンで楽しむ。

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池袋駅からホグワーツへ

そんな9月1日を祝うカウントダウンイベントが東京でも開催された。舞台は西武線の池袋駅である。

映画ハリー・ポッターシリーズ制作の舞台裏を体験できる施設「ワーナー・ブラザース・スタジオツアー東京−メイキング・オブ・ハリー・ポッター(スタジオツアー東京)」はかつて西武ホールディングスが運営していた遊園地「としまえん」の跡地に建てられた。

【写真】魔法が効いた?「ハリポタ」ラッピング列車の出発式で西武HDの後藤高志CEOが「魔法の杖」を振る瞬間や、9月1日の「バック・トゥ・ホグワーツ」特別イベント列車内の様子など

西武HDは地主として地代収入を得ていることに加え、スタジオツアー東京の来場者が増えれば、交通アクセス手段である西武線の収入も増えるだけに、同社としてもスタジオツアー東京の盛り上げに協力を惜しまない。池袋駅の1番線ホームにはキングスクロス駅の9と4分の3番線を思わせる意匠を施し、映画で使われた時計のレプリカも飾られている。

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