撮り続けた「人と鉄道」写真家・南正時60年の軌跡 SLから新幹線まで「人生を運ぶ」鉄道のドラマ
鉄道は人生を運ぶもの
筆者の鉄道写真の始まりは、1964年6月に北陸線の汽車の窓から撮った「夢の超特急」東海道新幹線の試運転列車である。この写真がネガの現存するもっとも古い写真であるから、これを鉄道写真のスタートとしている。
これまでに撮り続けてきた写真を改めて見ると、鉄道写真として列車が被写体となっているのは当然だが、シャッターを切るときに常に考えていたのは「鉄道は人生を運ぶもの」ということである。
列車の運行を支える鉄道マンたち、沿線住民、そして乗客……と鉄道は多くの人々の生活を乗せて走っている。列車そのものだけでなく、人の生活を感じられる姿を撮り続けてきたのが自分の作品だと思っている。


















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