撮り続けた「人と鉄道」写真家・南正時60年の軌跡 SLから新幹線まで「人生を運ぶ」鉄道のドラマ

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鹿児島交通
吹上浜駅の通学風景 鹿児島交通吹上浜駅 1977年8月(撮影:南正時)
東洋経済オンラインで懐かしの列車を中心とした記事を連載する鉄道写真家・南正時さん。これまで撮り続けてきた作品から、南さん自身が選んだ写真を集めた「鉄道写真家60年の軌跡 南正時自選写真集」から写真の一部を抜粋して掲載するとともに、写真のみどころや撮影の思い出を振り返ります。
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鉄道は人生を運ぶもの

筆者の鉄道写真の始まりは、1964年6月に北陸線の汽車の窓から撮った「夢の超特急」東海道新幹線の試運転列車である。この写真がネガの現存するもっとも古い写真であるから、これを鉄道写真のスタートとしている。

【写真】東海道新幹線開業直前の試運転列車、全国で最後の活躍を見せていた蒸気機関車と鉄道員の表情、ブルートレインとその車掌や機関士、そして生活に根差した昭和のローカル線の姿など、南正時氏の写真集収録作品から一部を紹介

これまでに撮り続けてきた写真を改めて見ると、鉄道写真として列車が被写体となっているのは当然だが、シャッターを切るときに常に考えていたのは「鉄道は人生を運ぶもの」ということである。

列車の運行を支える鉄道マンたち、沿線住民、そして乗客……と鉄道は多くの人々の生活を乗せて走っている。列車そのものだけでなく、人の生活を感じられる姿を撮り続けてきたのが自分の作品だと思っている。

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