東京、墨田区は東向島。かつて玉の井とも呼ばれたこの町は、隅田川と荒川に挟まれ、南には東京スカイツリーがそびえ立つ。町の中を、南北に東武スカイツリーラインが貫いている。そして、この絵に描いたような下町の東武線の高架下、東向島駅に隣接したところにあるのが、東武博物館だ。
高架下にある博物館
東向島駅を降りて改札を抜け、Uターンをして高架沿いを南に少し歩く。すると、向こうにいくつかの鉄道車両が見えてくる。いちばん目立っているのは、「けごん」と書かれたヘッドマークを誇らしげに掲げる「1720系デラックスロマンスカー」だ。
その脇には、日光軌道で使われていた「200形203号」もいる。高架下という、なかなかスペースには余裕がなさそうなところでも、ひしめくように保存車両が並ぶ。これが、東武博物館だ。
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