東武博物館「スカイツリーライン高架下」の異空間 限られたスペースに展示車両がずらりと並ぶ

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一般的なシミュレーターならば、もちろん誰でも気軽に楽しめる。ツーハンドルの8000系とワンハンドルの50050系を運転し比べてみるのも面白い……と思ってやってみたが、なにぶん初めてなものでちんぷんかんぷん。元運転士のスタッフがサポートしてくれたおかげで、なんとかかんとか停車させることができた。

東武博物館 キャブオーバーバス
キャブオーバーバスはボロボロの状態から現役当時の姿に復元したという(撮影:鼠入昌史)

シミュレーターコーナーの脇にも保存車両が並んでいる。変わり種では明智平ロープウェイのゴンドラやキャブオーバーバス。ゴンドラは2001年まで活躍していた比較的新しいもので、バスは昭和30年代に活躍したガソリン車。東武佐野線の渡瀬駅前に保存……というよりは半ばほったらかしになってボロボロになっていたものを、開館時に復元したという。

バスやゴンドラも展示

「車内も現役当時の姿に復元しています。お客さんが増えて座席が足りなくなって、運転席の脇まで増設していたり、車掌さんが乗っていた時代なのでそのスペースがあったり。そういうところに時代を感じます」(山田学芸員)

東武博物館 展示バス
車内は運転席も客席も、いまのバスとはまったく違う構造だ(撮影:鼠入昌史)
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