”軌跡の62歳”と大ブレイクの天野佳代子さん 68歳になった彼女が語る「チャンスをつかむ」メイクと美容の超本質

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――具体的にどんなことを意識すれば?

肌も髪も、艶は絶対に意識してください。たとえ、お肌に皺やたるみがあっても、艶があるとヘルシーに美しく、そして幸せそうに見えますから。

“奇跡の68歳”を支えるシンプルな生活習慣

――ご著書には生活習慣も大切にされていると。

生活習慣を整えることはやはり基本です。時には、焼肉でもお菓子でもお酒でも我慢せずにいただきますけど、日常的には健康にいいものをバランスよく自炊していますし、週1回のパーソナルトレーニングは長く続けています。ずっと自分の足で歩き続けていたいから。

――年齢を重ねるほどに、美しさと健康はイコールですよね。 

そうですね。実は昨年は2回、インフルエンザにかかってしまったんです。さらにコロナにもかかってしまって。おそらく、免疫力が下がっていたんでしょうね。もっと健康に気をつけようと思ったと同時に、自分の年齢や体力を考えて無理しない、頑張りすぎないようにしないとなと。

ついつい若い時と同じ感覚で仕事しちゃうことってありませんか? 昔の私はほぼ丸一日、集中して原稿を書いていても全然大丈夫だったんです。今もそれができるだろうと思い込んで書籍を執筆していたら……体が悲鳴をあげてしまった。健康的に暮らしていても、人間ってやっぱり変化していくんですね。

――変化していく自分を受け入れることも大事?

加齢して変化していくことは、一概に悪いことだとも思っていません。「最近、母親に似てきたなぁ」なんて変化する自分を観察して楽しんでいるところはありますね。健康でいたいし、美しくもありたいけど、シワが刻まれたら美しくなくなるわけじゃないですよ。

――天野さん自身は、その美しさから「奇跡の60代」と呼ばれています。

どうなんでしょう(笑)。その呼び名が、特に嬉しいというのはないかもしれません。美容家さんや美容インフルエンサーさんであれば、いつも美しくあることは仕事の上でも必要不可欠かもしれません。

でも、ジャーナリストという私の仕事においては執着するものではない。それより知識や取材力、文章力だと思っているので。

年齢にとらわれて何かを諦める必要はないですし、年齢を重ねたからこそのよさはありますよね。それこそ、美しさも大切にしたいけど、これまで積み重ねてきた知識や経験も大事にしていきたいなと思います。

芳麗さんによる連載●回目です
芳麗 コラムニスト

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よしれい / Yoshirei

NHK山形放送局のキャスター業を経て文筆業に。女性の生き方をメインテーマに、雑誌、書籍、Webなど数多くの媒体で執筆。人物を掘り下げたロングインタビューを数多く手がけるほか、恋と愛、生活、カルチャーなどにまつわるコラムも好評。著書に『3000人にインタビューして気づいた! 相手も自分も気持ちよくなる秘訣』(すばる舎)、『ラブ・リノベーション』(主婦の友社)など。音声番組Voicy「芳麗の女と文化の話café」では、本連載に登場した方々とのリラックストークも。日々の生活や取材活動から、生きづらい時代を“幸せに生きるヒント”を多面的に探究して発信中。HPはこちら

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