――天野さん自身はいかがですか?
あまり詳しくないので過去に数える程度しかやっていないのですが、いずれはもっと美容医療に頼る日が来るかもしれません。ただ、日常の中でできることがやっぱりベースにあると思うし、化粧品の力を信じています。
それから、メイクは自分のためでもありますけど、年齢を重ねても何歳になっても、他者との関係性を築いたり、仕事を続けていく上でもメイクの力を借りるのはすごくいいことだと思います。
――ミドル世代以降の女性に、具体的におすすめのメイクはありますか?
まず基本的なことですが、何歳になってもメイクはした方がいいと思います。大人になると女性って、諦めて全くメイクしなくなるか、昔のままのメイクをしているか、両極端になりがちですが、どちらもおすすめできません。
大人ほどノーメイクだと老けて見える以上に不幸せそうに見えてしまいがち。しっかりメイクではなく、薄化粧でいいんです。薄づきのファンデーションをつけて、目元とか唇とか、年齢を重ねるほどにぼやけていくラインを書き足して補うだけで、ぐんと若々しく美しくなります。
――極端にならないこと、諦めないことですね。
昔のままのメイクをしている方は、「自分はこれがいちばん似合う」と思い込んでいるのでしょうが、老けて見えるだけ。時代とともにメイクもアップデートした方が美しいし、楽しいです。
流行りのメイクや今の自分に似合うメイクが分からないという方は、ぜひ百貨店のカウンターに行ってみてください。慣れないと売りつけられたらどうしようと怖く感じるかもしれませんが、百貨店に行って、人気の化粧品ブランドのビューティーアドバイザーにメイクしてもらうと発見も多くて感動します。
それから、ミドル世代におすすめしたいのは、ご自身の“可愛さ”を引き出すメイクです。
――中年以降も“可愛さ”を目指していいんですか?
中年こそ、可愛さを意識してほしいです。ただでさえ人生がハードになっていく世代。多くの人は年齢を重ねるほどにシワが刻まれ、顔の陰影が深くなって、不幸そうに見えちゃうんですよね。だから、可愛いメイクで不幸オーラを払拭する。
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