「もう値上げも間近?」「今までが安すぎた」との声も出たが…サイゼ「下方修正でも絶好調」が示す大変化の"進捗"

サイゼが営業利益の予想を下方修正。しかし、よく見てみると筋肉質な企業への変化が見えてくる(筆者撮影)
4月9日、サイゼリヤがコメや野菜の物価高の影響を受けて、営業利益の予想を下方修正した。
この報道に対し、SNSなどでは「もう値上げも間近か……」「今までが安すぎた。さすがに値上げしてください」といった旨のコメントも見られ、サイゼリヤの業績不振を心配するような論調が見られた。
しかし、現在のサイゼリヤの状況を見ると、ネガティブどころかむしろ「絶好調」な姿が見えてくる。あらゆる外部要因をはねのける強さを持った企業になりつつあるのだ。
下方修正でも「過去最高水準の利益」
まずは、今回の下方修正について詳しく説明しよう。
同社は、2025年8月期通期の連結営業利益予想を、166億円から155億円に修正した。いわば、「予定よりも利益が伸び悩むかも」と判断したのだ。
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