この数年で起きた!「東大入試」の "大きな変化" スピード重視の処理能力だけでは解けない問題も増えている

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西岡壱誠 東大
(漫画:©︎三田紀房/コルク)
記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う「チームドラゴン桜」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載。連載を再構成し、加筆修正を加えた『なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること』が1月29日に発売されました。連載第181回は、ここ数年東大入試で起きている変化についてお話しします。

東大の入試で起きている変化

『なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら

最近、東大の入試問題の傾向が大きく変わりつつある、という話をご存じですか?

ここ数年、多くの教育関係者から「東大の入試問題の質は変わりつつあるのではないか?」という話を聞きます。


どのように質が変化しているのでしょうか?

数年前までは、「処理能力」が求められる問題が多かったです。同レベルと言われる京都大学の入試問題に比べて、どの科目も「時間制限」が厳しく、早く問題を解くことが求められました。

2003年から連載開始した『ドラゴン桜』の中でも、この「処理能力の速さ」を鍛えるための勉強法が数多く登場します。

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