
就活生が興味を持っている会社はどこなのか。「2万人の学生が投票した『就職人気ランキング』」「2万人の学生が選ぶ業界別『就職人気ランキング』」などに続き、属性別(男・女・文・理)のランキングをまとめた。

調査対象者は、就職サイト「ブンナビ!」に登録する2026年春卒業予定の大学生や大学院生。登録者のうち、大学名を問わず約2万人が回答している。調査期間は2024年10月1日から2025年3月15日まで。
男子学生・女子学生から人気の企業は?
男子学生のランキング1位は、総合でもトップの伊藤忠商事、2位は日本生命保険がランクイン。3位三菱商事、4位三井物産と続き、総合商社が存在感を放っている。トップ10にはソニー(5位)、NTTデータ(7位)、NTT東日本(8位)などテクノロジーや社会インフラ関連も顔をそろえる。
女子学生のランキング1位も伊藤忠商事。2位は前年13位だった全日本空輸(ANA)、3位は同41位だった日本航空(JAL)が入り、航空2社がV字回復を遂げた。トップ10には大和証券グループ、SMBC日興証券、明治グループ、大日本印刷など安定人気の金融・食品・印刷大手が並ぶほか、旅行需要の回復を背景にJTBグループが9位(前年58位)へ急上昇した。
文系学生のランキングは、トップ10は総合ランキングと似た顔ぶれだが、ソニーミュージックグループなどエンタメ系の企業が相対的に高い順位となっているのが特徴だ。
理系学生のランキングは1位ソニー、2位明治グループ(明治・Meiji Seika ファルマ)、3位伊藤忠商事という順だった。注目は本田技研工業で、145位から10位へジャンプアップ。特定の各部からの人気に加え、採用広報の強化もあり就活生の注目を集めた。