大学生の就職活動の早期化が進む中、大学3年生のうちから就職活動に動き出す学生が少なくない。そうした学生が興味を持っている会社はどこなのか? 11月27日配信記事「早期に動く就活生が選ぶ『就職人気トップ150社』」では、いち早く動き出す就活生が選んだ人気企業ランキングを紹介した。今回はその属性別(男・女・文・理)のランキングを作成した。
データは文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所の調査を基にしている。同社運営の就職サイト「ブンナビ!」に登録する、2025年春入社希望の会員(現大学3年生、現大学院1年生)が調査対象だ。今回は登録会員のうち8695人から回答を得た。
伊藤忠商事はどの属性からも人気
男子学生のランキングは、1位伊藤忠商事、2位日本生命保険、3位三菱商事という順になっている。総合ランキングと同じく総合商社は人気で、4社がトップ10に入った。5位大和証券グループ、6位東京海上日動火災保険といった金融企業も安定した人気を保っている。
女子学生のランキングでも伊藤忠商事が1位になった。20時以降の残業原則禁止や朝型勤務推進など、積極的な働き方改革で知られている。15位の資生堂は、総合ランキングの41位よりも上位にランクイン。東京ディズニーランド・シーを運営する25位オリエンタルランドも、総合ランキング72位と比べて順位を上げている。
文系学生のランキングは総合ランキングと似た傾向で、トップ10に入った企業の顔ぶれはほとんど同じだった。
理系学生のランキングは1位がソニーで、祖業のエレキ事業だけでなく、ゲーム事業や映画事業など幅広く手がけている。2位は旭化成グループ、3位味の素という結果だった。