大学生の就職活動の早期化が進み、インターンシップへの参加など積極的に活動する学生が少なくない。そうした学生が興味を持っている会社はどこなのか? 「早期に動く就活生が選ぶ『就職人気トップ300社』」や「就活生が投票した業界別『就職人気ランキング』」などで、いち早く動き出す就活生が選んだ人気企業ランキングを紹介した。今回はその属性別(男・女・文・理)のランキングを作成した。
データは文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所の調査を基にしている。同社運営の就職サイト「ブンナビ!」に登録する、2026年春入社希望の会員(現大学3年生、現大学院1年生)が調査対象だ。今回は登録会員のうち7930人から回答を得た。
男子・女子など属性ごとに違う人気企業
男子学生のランキングは、1位は伊藤忠商事、2位日本生命保険と総合ランキング上位の企業が続く。ソニーは前年同期調査の7位から順位を上げ3位に浮上。10位の本田技研工業も前年68位からジャンプアップしトップ10に入り込んだ。金融企業は安定的な人気を保っており、5位大和証券グループ、6位東京海上日動火災保険という並びになっている。
女子学生のランキングでも伊藤忠商事が1位になった。8位KADOKAWA、9位集英社などマスコミ・エンタメ系が上位に入っており、「消費者としてのあこがれ」や「クリエイティブな仕事に携わりたい」といった女子学生の意向がうかがえる。
文系学生のランキングは総合ランキングと似た傾向で、商社や金融系の企業が上位に入った。理系1位のソニーは早期調査で4年連続トップ。上位は業界を代表する電機・化学・自動車メーカーが名を連ね、DX人材採用に積極的なIT・商社も人気のようだ。