【マンガ】LGBTQ+の現役僧侶が伝えたい「正々堂々と生きること」の大切さ あなたは無意識に”差別”をしていませんか?

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となりのLGBTQ+ ~それぞれ「性」のあり方を自分らしく生きる14人の物語~
「マイクロアグレッション」とは、社会でマイノリティな人に対して、日常的に、そして無自覚に行われる差別の一種です(写真:kelly marken/PIXTA)
現役の僧侶かつ、ニューヨークで活躍するメイクアップアーティストの西村宏堂さん。LGBTQ+当事者である西村さんが歩んできた道や悩んできたことを、インタビューをもとにマンガ形式でお届けします。
※本稿は『となりのLGBTQ+ ~それぞれ「性」のあり方を自分らしく生きる14人の物語~』から一部抜粋・再構成したものです。
この記事の漫画を読む(13ページ)

悪気がなく言ったつもりでも…マイクロアグレッション

「マイクロアグレッション」とは、「属性を理由に特定の個人を貶めるメッセージを持った、ちょっとした、日々のやり取り」を指します。

言った本人は、相手を差別したり、傷つけたりする意図はないとしても、相手の心にはダメージを与える言動のことです。

LGBTQ+だけではなく、人種や性別、年齢、障がいなどの理由で、社会でマイノリティな人に対して、日常的に、そして無自覚に行われる差別の一種。

たとえば、「ゲイだからおしゃれで面白いよね」という発言は、一見褒め言葉に聞こえるかもしれません。

しかし、この言葉には「ゲイの人はこういうもの」という偏見が背景にあります。同様に、「私は偏見がないから大丈夫だよ」「普通の人に見える」と声をかけたり、女性に「女子力高いね」「いいお嫁さんになれるよ」、男性に「男だからしっかりしないと」「もっと堂々とすればいいのに」と言ったり、同性カップルをじろじろ見たり、勝手に体を触ったりといった行動もマイクロアグレッションに当たります。

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