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キャリア・教育 #組織と働き方の本質 迫る社会的要請に振り回されない視座

"カイシャ君"はなぜ迷走する? 「働き方改革」「人的資本経営」「ワークライフバランス」…、"トレンドワード"に飛びつくより大事な事とは?

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  • 小笹 芳央 リンクアンドモチベーション代表取締役会長、経営コンサルタント
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A側に振りたい、B側に振りたいなどの感情や思いは排除して、ただ現状をよく見て、逆の方向に振り子を振る打ち手を考えるのがポイントだ。振り子はつねに動いているので、時と場合によって打ち手は変わってくる。

このときに気をつけたいのが、真ん中で振り子を止めようとしてはいけないということだ。

葛藤がなく、均衡が保たれている状態は、一見すると組織にとって良い状態のように思えるかもしれないが、実は逆である。止まっている振り子のような組織は、停滞の最中にあり、そのままにしていると硬直化してしまう

もし、組織が均衡状態に陥っているなら、マネジャーは、どちらの方向でもいいので振り子を振らなければいけない。意識的に不均衡を作り出すことで、組織は成長に向けて動き出すのだ。

まずは本質を理解することから

「会社」「組織」「マネジメント」の本質を簡単にお伝えした。これらの本質を理解しておくことで、経営や組織のバズワードについても根源的な意味合いを思考し、適切に対応することができる。

次回は、今回お伝えした考え方を土台に、「女性管理職比率」や「人的資本経営」の本質に迫っていきたい。

『組織と働き方の本質 迫る社会的要請に振り回されない視座』(日経BP 日本経済新聞出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

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