11日の米株式相場は反発。S&P500種株価指数は週間で2023年以来の大幅高を記録

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金(ゴールド)

金スポット価格は初めて1オンス=3200ドルを上抜け、最高値を再び更新した。関税による世界経済への影響が懸念される中、安全資産としての金の妙味が増した。

金は一時、2.2%高のオンス当たり3245.48ドルまで買われた。週間では6.5%近い値上がりだ。

めまぐるしく変更されるトランプ氏の関税政策により、金融市場は混乱。通常なら逃避マネーの受け皿になる米国債も売り込まれており、安全資産としての金の評価が改めて高まった。

サクソバンクの商品戦略責任者オレ・ハンセン氏は「金が力強く持ち直し、再び最高値を更新したことは、状況が決して良好ではないことの裏返しでもある」と指摘。「金の一段高は、関税の一時停止にもかかわらず、地政学的および経済的な緊張や財政悪化といった根本的な懸念がくすぶっていることを示している。中央銀行による金購入の継続も相場の押し上げ要因だ」と述べた。

金スポット価格はニューヨーク時間午後2時38分現在、前日比61.15ドル上げて1オンス=3237.38ドル。COMEXの金先物6月限は67.10ドル(2.1%)高い3244.60ドルで引けた。

著者:Rita Nazareth、Isabelle Lee、Emily Graffeo

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