東洋経済オンラインとは
ビジネス

「オニツカタイガー」76年の歴史に刻まれた25年の休眠期間。なぜ現代の消費者の胸に響くブランドへ様変わりを果たせたのか?

7分で読める
  • 高井 尚之 経済ジャーナリスト、経営コンサルタント
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

違うものを組み合わせる「融合」も持ち味だ。

「2012年に表参道店をオープンさせた時のコンセプトは“古今東西”で、外観はコンクリートにトラ柄を連想させる木目を黒墨で入れ、1階は日本の竹を使用した床にしました。でもソファはイギリス製を採用し、女性も入りやすい店を目指したのです」

看板商品のシューズに、古き良き部分と新しい部分を組み合わせるのも融合といえよう。

一方、組織運営では融合させないこともある。

「ブランドとマーケティングのチームは分けており、絶対に一緒にしません。ブランドチームの役割はブランド価値を上げることに特化し、マーケティングチームはリサーチ(調査結果)をもとに売り上げを立てるのがミッションです」

残された課題を聞くと、「未来をどうしていくかが課題」と話し、こう続けた。

【本文中で紹介できなかった画像も】色とりどりのラインナップが展開されている

モノを売っているだけではない

「オニツカタイガーには1949年から続く76年の歴史があり、ブランド展開28年、休止した25年を経て、再活動してから24年目です。昔の資産+今の資産の延長線上に未来があると思います。創業100年に向けて“モノを売っているブランドではない”や、“価値を伝えてお客さまを幸せにする”を訴求していきます」

ビル内に入居する直営店でも、照明を調節した店内には独自の世界観が漂う。マーケティングでいう「ブランドは空間を売る」を体現するかのようだ。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象