町田駅、小田急で「新宿に次ぐナンバー2」の求心力 JR横浜線・神奈中バスとの乗り換え客でにぎわう

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周辺の再開発はさらに進み、国鉄の原町田駅は1980年にいまの位置へ移転、町田駅となった。それまでの両駅間は大勢の人が長い距離を走って乗り換えることから「マラソン道路」などと呼ばれていたという。

小田急とJRの駅はペデストリアンデッキで結ばれている。周辺にはモディ、マルイ、ルミネなど大型の商業施設がいくつも建っている。さらに南には町田市立中央図書館や町田天満宮がある。

JR町田駅には「中央口」のほかに、ホームの東神奈川寄りから階段を上り、かなり進んだ先に「ターミナル口」がある。ここがかつての原町田駅付近だ。JR町田駅で待ち合わせる場合は、出口を間違えると大変なことになる。

小田急 JR横浜線 町田駅周辺 
JR横浜線の町田駅の中央口は画面右奥。ペデストリアンデッキでつながる(記者撮影)
【写真の続き】改札内外のにぎわいは、やはり新宿に次ぐ小田急線「ナンバー2」。かつては別の駅名だった町田駅、約100年前の駅建設中の貴重な写真も。昔と今でどれだけ違う?

多摩モノレールがやってくる?

小田急とJR横浜線が交差する町田駅。将来的には、乗り換え拠点としてさらに進化する可能性がある。町田から直線距離で約9km北には日本最大級のニュータウンの中心、多摩センターが位置しており、小田急多摩線・京王相模原線・多摩都市モノレール線が乗り入れている。

多摩都市モノレールは現在、多摩センターから北へ、上北台までの16kmを結んでいる。複数の延伸計画があり、その1つが多摩センターから町田までの延伸だ。実現することになれば、小田急の「ナンバー2」としての立ち位置も盤石となりそうだ。

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橋村 季真 東洋経済 記者

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はしむら きしん / Kishin Hashimura

三重県生まれ。大阪大学文学部卒。経済紙のデジタル部門の記者として、霞が関や永田町から政治・経済ニュースを速報。2018年8月から現職。現地取材にこだわり、全国の交通事業者の取り組みを紹介することに力を入れている。

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