町田駅、小田急で「新宿に次ぐナンバー2」の求心力 JR横浜線・神奈中バスとの乗り換え客でにぎわう

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町田駅のルーツをたどると、小田原線開業までさかのぼる。1927年4月1日、小田原急行鉄道が新宿―小田原間で営業運転を開始した際に誕生した。当初は新原町田(しんはらまちだ)駅という名称で、国鉄横浜線の東神奈川寄りに原町田駅があったためこの名になった。

市の名称と同じ「町田」の駅名になったのは1976年4月11日。小田急線をまたぐように建っている小田急百貨店町田店も同年9月にオープンした。当時の名称は町田小田急百貨店だった。

輸送力増強で巨大駅に

2003年発行の『小田急75年史』は「昭和40年代(1965~1974年)後半に入り、近い将来に実施を予定している急行・準急の10両編成運転に備えて、その停車駅のホーム延伸を中心とする改良工事を逐次進めることとした」と背景を説明する。

「その第一着手となったのが新原町田(現・町田)駅の全面改良と駅ビルの建設で、昭和46(1971)年11月に着工した。これには、輸送力増強に対応する駅施設の改良、百貨店を想定した駅ビルの建設、市の都市計画道路との立体交差という3要素があった」(『小田急75年史』)

町田駅・小田急百貨店 空撮
空から見た小田急百貨店開業当時の様子=1976年(写真:小田急電鉄)
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